これは、かなり昔のことなんですが
千葉駅近くにある、ラブホへ行った時のことです。
そこは日本的な建物でちょっと変わった雰囲気のラブホでした。
外観をみた時から私は嫌な感じがしたので
『やめようよ』といったのですが、徒歩だったこともあり、説得されて嫌々いきました。
入ってみると、古い旅館のような造りで
案内のおばさんまでいました。
入り口で靴を脱いで、そのおばさんが部屋まで案内してくれたのです。
部屋の入り口につくと
おばさんが
『あれ?おかしいわね!空いてるはずなのに』 と
ひとり言を言っているんです。
どうやら部屋の入り口の上にあるランプが入室を意味していたらしいのです。
おばさんは不審そうに部屋をノックしたあと扉を開けてみると
たしかに空き室だったのです。
また『おかしいな』と言いながらもおばさんは、
結局私達をその部屋に案内して行ってしまいました。
部屋に入ると、外からみていた時よりハッキリとした悪寒がありました。
私はずっと『なんか気持ち悪い』といい続けましたが
彼は『もう入っちゃったしもったいないよ』と言って、まったく気にしません。
部屋の中をうろうろしていると、ベッドのふとんの隙間にカミソリの刃がおちていました。
ベッドメイクしたはずなのにありえない・・・・・・・・・・・
『ちょっとーカミソリの刃ー!やばくない?』
ぜったいおかしい・・・・・・・・・・
それでも彼は普通にお風呂の準備をしています。
それどころか、
『お風呂広いよーサウナも広いし』
一人で浮かれてる!
一人でいるのも怖いので私もその広いサウナへ行ってみました。
でも・・・・・・・・・・
サウナのドアは開きません
普通、使えなければ張り紙くらいはってあるはず・・・・・
それでもそのバスルームもサウナルームもホントに広くて
バスルームの壁がガラス張りで、そこからもサウナへ行けるようになっていました。
サウナルームもまるでサンルームのように観葉植物やイスとテーブルまでありました。
ちょっと素敵☆と思い
今度はバスルームから入ってみました・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・
悪寒!!!!
今度は立っていられないほど!!!!!
私はあわてて彼のいるバスルームへ逃げ込みました!
彼のすぐ横で急いで体を洗って
『もう無理帰りたいー』と言うと
さっきまで、『平気だよ』 『もったいないよ』と言っていた彼がやっと
『じゃあ出ようか』と言ってくれたのです。
私はもう1秒もそこに居られないと言って泣きそうになってホテルを出ました
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
そしてホテルからだいぶ離れた頃
彼が言ったのです
『お風呂でさぁ、俺とお前のちょうど中間で中年の男女の争う声が聞こえたんだ』
『なに言ってるかはわからないけど、空中でしかもすごく近かった』
となりの部屋の声なんて聞こえるはずないし・・・・・・
なによりすぐ横にいた私には何も聞こえませんでした・・・・・・
誰の声だったのか?
なんで入室ランプがついていたのか?
なんでベッドメイク済みのベッドにカミソリの刃が落ちていたのか?
あのサウナルームは・・・・・・?
何もわからないままですが・・・
あれ以来、彼は私が怖がる場所には近づかなくなりました。